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ジャイキリ!サッカー漫画「GIANT KILLING」における至極の名言

time 2016/03/20

ジャイキリ!サッカー漫画「GIANT KILLING」における至極の名言

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ジャイキリの名言

Jリーグを題材にした漫画「GIANT KILLING」。Jリーグファンならば一度は名前を聞いたことがある作品だろう。達海猛率いる弱小クラブ、イースト・トーキョー・ユナイテッド(ETU)が強豪クラブを倒していくというのがコンセプトで、タイトルになっているジャイアントキリングとは「大物食い」「番狂わせ」のことだ。

サッカーの試合自体の描写はもちろんのこと、選手、スタッフ、サポーターなど、クラブに関わる人々の物語もリアルに描かれている。そして登場人物たちが発する核心を突いた言葉も、「GIANT KILLING」の魅力の一つだ。今回はその中でも、印象に残る2つの名言(名場面)を紹介したい。

「ボールってのはな…」

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引用:「GIANT KILLING」6巻153ページ

ETUのベテランFW堺が、怪我で離脱中のFW世良にかけた言葉。

開幕からスタメン出場を続けてきた世良だが、納得のいくプレーはできずゴールもほとんど奪えない。そして長期離脱していたチームのエース・夏木が復帰。世良は焦りを感じていた。そんな中で出場した清水戦、無理な体勢からシュートを打ち、足の捻挫で途中交代となってしまった。

後日、クラブハウスにて。怪我によってレギュラー争いに自ら脱落したことで、自暴自棄になる世良。そこに、練習帰りの堺が現れる。堺は無理な体勢からシュートを打った世良に、同じFWとして理解を示す。そしてこの言葉をかける。

「ボールってのはな、世良…。しぶとく諦めない奴の前に、必ず転がってくるもんなんだよ」

引用:「GIANT KILLING」6巻153ページ

世良が復帰して2試合目、首位・大阪戦。2-2で迎えた後半ロスタイム、ETUが攻勢に出る。椿、ジーノが立て続けにシュートを放つが大阪ディフェンスがブロック。そのゴール前の混戦の中で、世良の前のボールが転がってきた。相手ディフェンスがクリアしようとしているボールに、世良は迷わず頭から飛び込んだ。世良が顔を上げたとき、ボールはゴールの中にあった。

数節後の川崎戦、ETUのカウンター。サイドを駆け上がった石神に、堀田からロングパスが通った。石神はファーサイドにいる世良の頭を目がけてクロスを送る。シュートの選択肢があった中で、世良が選んだのは折り返し。そこに待っていたのは堺だった。堺は飛び出してきた相手GKを冷静にかわし、ゴールに流し込む。これが自身の今季初ゴールだった。ゴール直後、ベンチに下がった堺が思い出したのは、かつて自分が世良にかけた言葉。自分の追いかけていたボールが世良から転がってきたことに、堺は因縁のようなものを感じたのだった。

「…しっかりケアしておけ」

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引用:「GIANT KILLING」33巻216ページ

ETUと名古屋の試合終了後、名古屋の監督・不破が、フル出場したベテランMF川瀬にかけた言葉。

故障や衰えによってかつての輝きを失っていた背番号10は、非情で現実主義な指揮官の下では構想外となり、試合に出られない日々が続いていた。しかし故障者の続出により、攻撃的なポジションを本職とする川瀬が、ボランチとしてETU戦に先発出場することになる。この試合で不破から与えられた役割は、ETUのトップ下である椿を抑えることだった。

見る者をワクワクさせる椿のプレーにかつての自分を重ねた川瀬は、全盛期のキレを取り戻し、相手のキーマンにほとんど仕事をさせない。そして久々の出場とプレーの手ごたえから、サッカーの楽しさを思い出していた。名古屋は川瀬やブラジルトリオの活躍により2点のリードを奪う。

しかしETU・夏木の2ゴールにより、名古屋は同点に追いつかれてしまう。川瀬は自身のチームメイトへの指示や椿にかけた言葉が失点につながったことを後悔するが、先のない自分とは違い未来のある椿の成長を見守ろうと考える。

主将である谷の途中交代により、川瀬は不破からキャプテンマークを託される。不破に必要とされていることを感じ、自分にも少しの時間が残されていることを悟った。勝ち越しゴールを奪うために前への意識を強め、何度も攻撃の起点となる川瀬。そんな中で終了間際、ETU・ガブリエルに逆転ゴールを奪われた。同点を目指した川瀬の必死のプレーもむなしく試合終了。一時は2点をリードした試合で、名古屋は敗れた。

偶然巡ってきた数少ない出場機会。その試合でチームは敗戦。椿とのマッチアップや終盤のアグレッシブなプレーに充実感は抱いたが、チームでの立ち位置が変わるわけでもなければ、身体が若返るわけでもない。これから自分に待っているのは、昨日までと同じ日々。諦めのようなものを感じていた。そのとき、不破がピッチ内の川瀬に歩み寄り、声をかけた。

「川瀬。90分よくやった。しっかりケアしておけ」

引用:「GIANT KILLING」33巻216ページ

久々の出場で90分間走り切った川瀬をねぎらい、次の試合での起用も示唆したこの言葉。ピークが過ぎたと思われていたベテランMFに、未来が開けた瞬間だった。

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ブログ管理人

猫シティ

猫シティ

さいたま在住の大学生。多数のレッズサポと少数の大宮サポに囲まれながらも、どのクラブも贔屓しない「無党派層」であり続けている。INUUNITEDのライバルとして猫シティを名乗っている。

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