Jリーグ無党派層のブログ

パトリック化から考える、日本人ストライカーに求められる資質

time 2016/04/11

パトリック化から考える、日本人ストライカーに求められる資質

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変身

ある朝 、あなたが気がかりな夢から目ざめたとき 、自分がベッドの上でパトリックに変ってしまっているのに気づいた 。

パトリックとはガンバ大阪に所属する189cmの大型FW。Jリーグにおける怪物だ。そのパトリックになったとしたら、あなたは何を思うだろうか。何をするだろうか。

もしもパトリックになったら

ひとまずは誰もが驚くだろう。あなたが男であっても女であっても、大人であっても子供であっても、日本人であっても外国人であっても。それはそうだろう。自分がいつの間にか別人になったことに気づき、冷静でいられる人間などいるはずがない。体のひときわ大きいパトリックとなればなおさらだ。

では、自分がパトリックになったことを受け入れたとしよう。あなたはパトリックだ。このとき、あなたは何を思うだろうか。

「元に戻りたい」
「つらい」
「家族になんて言おう」
「着られる服がない」
「外に出られない」
「これからどうすればいいんだ」
「人生詰んだ」

ほとんどの日本人はこのようなことを考えるのではないか。自分がパトリックになったことをネガティブに捉えるだろう。今回考えたいのはここだ。これではダメなのだ。僕はこの日本人の気質こそが、日本サッカーの発展を妨げているのではないかと思う。

岡崎慎司はストライカーか

現在の日本代表のエースを問われれば、ほとんどの人が岡崎慎司の名前を挙げるだろう。代表通算ゴール数48は歴代3位の記録であり、代表での実績は抜群。ザッケローニ監督時はサイドハーフでの起用がほとんどだったが、アギーレ監督、ハリルホジッチ監督の下では、センターフォワードを務めている。今季はプレミアリーグのレスターでも2トップの一角で出場を続けており、リーグ優勝目前のところまで来ている。日本人FWが世界最高峰のリーグで主力として優勝に貢献すれば、おそらく初の快挙だろう。

しかし、ゴールゲッターとしての仕事には物足りなさもある。岡崎は今季リーグ戦5ゴールと、優勝チームのFWとしては少し寂しい数字。評価されているのは黒子としての働きであり、純粋なストライカーとして機能しているわけではない。何が言いたいのかというと、長年の課題である日本のストライカー不足は、決して解消されていないということである。岡崎は世界を相手に得点を重ねているわけではないため、ワールドカップの舞台で過度の期待はできない。

日本人はストライカーに向かない

そもそも日本人は、ストライカーに向いていない民族なのだと思う。

まずは身体的なハンデがある。一部の例外こそいるものの、ワールドクラスのストライカーというのは、強靭な肉体を持っている。エリア内でディフェンダーとの競り合いを制し、力強いシュートを放つのだ。一方で日本人の身体を考えてみると、平均身長がかなり低い上に、筋肉がつきにくい。

ストライカーの条件としてメンタルの強さも求められる。自分のゴールを一番に考えるメンタルが必要だ。一方で日本人FWは、シュートを打つべき場面でパスを出してしまう。自分の欲しいボールを頑固に要求できない。謙虚さを美徳とする日本人には、エゴイストになる素質を持った選手が少ないのだ。

ゴール前での冷静さも必要だ。不気味なほどの冷静さでGKの動きを見極め、確実にゴールに流し込む。ワールドクラスのFWはこれを当たり前のようにこなすが、日本人にはこれができる選手がほとんどいない。日本人は一見落ち着いているように見えて、最も大事な場面で慌ててしまいがちだ。

ワールドクラスの条件を3つ挙げた。このうち1つか2つを持つ選手は何人かいるものの、全てを兼ね備えた選手はいない。そして日本がワールドカップで勝つためにはこのような存在が必要になってくる。

あなたの素質

日本人がストライカーに向かないとはいえ、素質のある人間は必ずやどこかいるはずだ。そしてそれは、今この文章を読んでいるあなたかもしれない。ここでは冒頭のパトリック化の話から、あなたにストライカーの素質があるかを考えていく。イメージしてほしい。あなたは朝起きて、パトリックになったことを受け入れた。

まずあなたは、パトリック化の最大のメリットに気づくだろうか。メリットとはもちろん、世界で通用する身体能力を手に入れたことだ。圧倒的なパワーに加え、体格に似合わぬかなりのスピード。これにすぐ気づく人は、ストライカーの素質がある。もし背が低いとしても、このフィジカルへの意識の高さがあれば、アグエロに近い肉体を手に入れられるかもしれない。

このメリットに気づいたとして、あなたはパトリック化を喜べているだろうか。喜べたのなら、あなたにはストライカーの素質がある。自分の姿が変わるのは誰にとっても嫌なことだろう。しかしゴールを奪うためには犠牲がつきものだ。自分を捨ててまでゴールにこだわれるのなら、あなたはJリーグのどのクラブでもプレーできる。

あなたがパトリック化に気づいて喜びを感じたとしよう。この時点であなたはかなりのサッカーセンスを携えているが、世界で勝つためにはそれだけでは足りない。もう一つ冷静になって考えるべきだ。パトリックはブラジル人。あなたがもともと日本人だとすれば、帰化しない限りは日本代表を目指せなくなってしまう。

つまりあなたのパトリック化は、日本代表の強化には繋がらない。この判断力がある者なら、状況が目まぐるしく変化するサッカーの試合においても、常に正しいプレーを選択できる。パトリックの肉体を手に入れたことを喜んだ上で、日本代表への道がほぼ閉ざされたことに気づく冷静さのある者が、世界の舞台で戦えるというわけだ。

日本のエースとなれ

以上の3つのテストを通過したあなたにはストライカーの素質がある。だから今すぐにでも、日本サッカー界のためにシュート練習を始めてほしい。日本をワールドカップ優勝に導くゴールを決めるのは、あなたかもしれないのだから。


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コメント

  • 最初の入りカフカの変身ですか?

    by くりりん €2016年4月11日 8:20 PM

    • そうです!でもちゃんと読んだことはありません!

      by muto €2016年4月12日 10:19 PM

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ブログ管理人

猫シティ

猫シティ

さいたま在住の大学生。多数のレッズサポと少数の大宮サポに囲まれながらも、どのクラブも贔屓しない「無党派層」であり続けている。INUUNITEDのライバルとして猫シティを名乗っている。

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