Jリーグ無党派層のブログ

浦和レッズが遠藤航の獲得にこだわった理由を推察する

time 2015/12/23

浦和レッズが遠藤航の獲得にこだわった理由を推察する

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浦和がどうしてもほしかった選手

湘南ベルマーレに所属する遠藤航の浦和レッズ移籍が発表されました。浦和は昨季も遠藤に獲得オファーを出しているため、遠藤は浦和にとって「どうしてもほしかった選手」といえます。そこで今回は、浦和がなぜ遠藤の獲得にこだわったのかを、浦和が抱えるチーム事情から考えていきます。

 ① 主力の高齢化による世代交代の必要性

今季の主力選手11人の来季開幕時の年齢を確認します。

興梠(29)、武藤(27)、梅崎(29)、宇賀神(27)、関根(20)
柏木(28)、阿部(34)、槙野(28)、那須(34)、森脇(29)、西川(29)

11人の平均年齢は28.545歳。34歳の阿部と那須に加え、来季途中には興梠、森脇、西川の3人が30歳を迎え、ベテランと呼ばれる年齢になります。若手の主力は20歳の関根のみであり、世代交代を進めていく必要があるでしょう。関根以外に目立った若手がいない現状を考えると、資金力のある浦和にとっては、今いる若手を「使いながら育てる」よりも、他クラブから戦力として計算の出来る若手を獲得するほうが合理的です。それが京都から獲得した駒井善成(23)であり、遠藤航(23)です。

 ② 主力の固定化、信頼のおける控えDFの不在

遠藤は今季、湘南ではリベロと右ストッパー、U-22代表ではボランチ、A代表では右SBとボランチをこなし、ユーティリティ性を存分に発揮しました。浦和の3-6-1においてはリベロ、ストッパー、ボランチという3つのポジションが務まります。

ここ3年、浦和は阿部・槙野・那須・森脇の守備陣4人を主力に固定して戦ってきました。主力の固定はレギュラー陣の成熟度を高める一方で、控え選手(主に永田)の試合勘不足や主力の疲労蓄積につながっています。この二つは終盤の失速癖にも関係しているかもしれません。遠藤が加わればこの問題はある程度解消されます。さらにACLを戦うことや那須・阿部の稼働率が下がる可能性を考えても効果的な補強でしょう。

 ③ 将来のチームリーダー候補の不在

内容が多少①と重なりますが、遠藤には世代交代が完了したあとのチームリーダーとしての期待もあると思います。海外志向のある遠藤ですが、今季前半を湘南でプレーしリオ五輪後に海外移籍するという選択肢があった中で、浦和移籍を選びました。もちろん浦和で長くプレーせずすぐに海外移籍するという可能性もありますが、浦和と新たに契約を結んだことから、違約金が高く設定され海外移籍へのハードルが上がった可能性が高いです。

湘南退団時のコメントでは、ACLに出場したい気持ちがある、海外に行くタイミングを自分なりに考えている、と言っています。将来海外からオファーが届く保証はありませんし、世界と戦うということに関して、海外移籍するのではなくACLで外国のチームと戦うというふうに思考転換をする可能性もあります。そうだとすれば遠藤は長く浦和でプレーすることになるでしょうから、U-22で主将を務めるなど抜群のキャプテンシーを持ち、浦和の世代交代の象徴でもある遠藤が、おのずとチームリーダーとなっていきます。

遠藤にとってのターニングポイント

①~③の問題点を考えると、遠藤航が問題解決のための最適な人材であるように思います。遠藤自身も、自分が浦和で何を求められているかがわかっているでしょう。

来季は新天地でのプレーやリオ五輪など、遠藤のサッカー人生におけるターニングポイントになる年。シーズンの終わりには、彼の一回り大きくなった姿を見られるかもしれません。


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ブログ管理人

猫シティ

猫シティ

さいたま在住の大学生。多数のレッズサポと少数の大宮サポに囲まれながらも、どのクラブも贔屓しない「無党派層」であり続けている。INUUNITEDのライバルとして猫シティを名乗っている。

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